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医療法人社団なかよし会日吉メディカルクリニック

日吉メディカル

耳鼻咽喉科の主な手術

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)

慢性副鼻腔炎とは、鼻漏や鼻詰まりなどの副鼻腔炎の慢性的な炎症症状が12週間以上消失しない状態です。
「蓄膿症」とも言われています。

【原因】

風邪によるウイルスや細菌の感染によって鼻腔に炎症が起こります。
鼻腔と副鼻腔はつながっているので、副鼻腔にも症状が及びます。この状態が急性の副鼻腔炎です。
急性副鼻腔炎による副鼻腔粘膜の炎症が長引いた場合、本来膿を排出する機能を持った粘膜の働きが悪くなり、粘膜そのものが腫れ上がって鼻腔を塞いでしまい、さらに炎症が治りにくくなると言う悪循環が生じます。この状態が慢性副鼻腔炎(ちくのう症)です。
ひどい場合は腫れた粘膜が鼻腔まで広がりポリープ(鼻たけ)になったりします。
その他には、ハウスダストや花粉によるアレルギーや、喘息などでも副鼻腔炎を治りにくくする場合がありあます。鼻中隔弯曲症なども発生因子となります。

【症状】

鼻腔および副鼻腔粘膜の腫れ
鼻づまり
黄色で粘りのある鼻汁
眼、頬、ひたい周囲の重い感じ
匂いがしない、変なにおいがする

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎とは、透明のさらっとした鼻水、鼻づまり、発作的で連発するくしゃみの3つの症状を主とするアレルギー疾患です。人の鼻では侵入してきた特定の物質を自分以外の物質(異物)と判断すると、上記のような症状を起こします。アレルギー性鼻炎には、一年を通じて起こる通年性アレルギー性鼻炎と花粉の季節に起こる季節性アレルギー性鼻炎があります。ただし花粉では鼻炎の他にも結膜炎など鼻以外のアレルギー性炎症も起こることが多いです。

鼻中隔弯曲症

左右の鼻腔をしきる鼻中隔は骨および軟骨とそれを覆う粘膜から成っています。小児には少ないですが、多くの成人の鼻中隔は程度の差はありますが弯曲しています。日常生活に影響がなければ、多少曲がっていても特に問題はありません。
鼻閉や鼻血が出やすいなど日常生活に支障をきたす場合には手術をするなどの治療が必要となってきます。

慢性中耳炎

鼓膜にあいた穴が塞がらずに長期間持続的に膿がでる症状です。
原因には急性中耳炎や耳管のつまりなどがあります。
かぜ等の鼻やのどの感染後や、入浴や水泳の際に穴から中耳に水が入った後などに再燃する事があります。
耳漏を繰り返しやすい疾患です。病歴の長いものは中耳の耳小骨や鼓膜の可動性も悪くなっているものもあります。乳幼児の場合は自覚症状を訴えないため注意が必要です。聞き返しが多い事などがある場合は早めに検査を受けましょう。

滲出性中耳炎

耳の痛み、発熱等を伴わず進行し難聴が出現する事が多い疾患です。
中耳と鼻の奥をつなぐ、耳管と言う管を通して行われる滲出液の排泄等が障害を起こし中耳腔に浸出液がたまることで起こります。子供では3歳ごろから10歳ごろまでに多くみられます。子供の難聴の原因で一番多い疾患です。たびたび滲出性中耳炎を繰り返す場合には、鼓膜にチューブを入れる手術がよく行われます。

声帯ポリープ/声帯結節

声帯ポリープとは声帯に膨らみ(ポリープ)が出来ることで、声帯がうまく閉じずに発声しにくくなる病気です。
声を酷使したり、かぜや喫煙などで炎症を起こす事などで起きる疾患です。大声を出す機会が多い方は注意が必要です。左右の声帯の片側に出来るケースが多いです。
声帯結節とは声帯中央縁に結節と言うペンダコの様な白くて硬い組織が出来ます。
多くは両側にできます。
症状や原因は声帯ポリープと同様です。

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